【最先端技術】ブレークスルー・テクノロジー10選 2018に見るAIの躍進と科学技術の潮流

【最先端技術】ブレークスルー・テクノロジー10選 2018に見るAIの躍進と科学技術の潮流

10 Breakthrough Technologies』というものをご存知ですか?

これは、MITテクノロジーレビューが毎年発表しているもので、その年に最も注目される発展途上技術のトップ10を紹介するものです。

本記事では、2018年度版の全技術について概観していきながら、AIの異常なまでの存在感について見ていきます。

テクノロジーの時代の潮流が掴めること間違いなし!

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10 Breakthrough Technologies 2018 全技術一覧

それでは、2018年のブレークスルー・テクノロジー10選を見ていきましょう!

  1. 3D金属ブリンティング
  2. 人工胚
  3. センシング・シティ
  4. みんなのための人工知能
  5. 競争式生成ネットワーク
  6. バベルフィッシュイヤホン
  7. ゼロカーボン天然ガス
  8. 完全なオンラインプライバシー
  9. 遺伝子占い
  10. 量子的探索による材料開発の飛躍

ここで、便宜上番号を付けておりますが、どれが優れているというような意図はありません。

今一度、10のリストを一望してみて下さい。見慣れない単語が多いかもしれませんが、どんなイメージを持ちましたか?

私はこう思いました。

『半分以上がAI関連じゃん。。』

何故そう思ったかも含めて、一つずつ最先端技術を見ていきましょう。

1. 3D金属プリンティング

3Dプリンター自体はもはや誰もがご存知の技術だと思いますが、その金属材料版が実用化され始めております。

現在はまだまだ高価であるため商業用がメインですが、収穫加速の法則に従って技術革新が進むことで、あと5年もすると個人でも利用できるぐらいに安価で高性能なものが出てくるでしょう。

ちなみに、この技術はモノづくり業界に革命を起こすような、とんでもないポテンシャルを秘めていると考えられます。

何故なら、一家に一台所有する時代が来た場合、3Dプリンティング用のデータさえあれば、多くの製品やパーツが簡単に作れてしまうようになるからです!

例えば掃除機の一部のパーツが破損した場合、修理に出さなくても金属パーツをプリントすれば直せます。

車のパーツからドローンのフレームなど、あらゆるものがプリント出来る時代がやってくるでしょう。

そして、ここで重要なことは、AIとの融合によりあらゆるものが最適化された形状でプリントされうるということです。

また、後にも出てきますが、GANネットワークを用いて新しい価値を創出することも可能でしょう。

3D金属プリンターが広く普及した未来が楽しみです。

2. 人工胚

人工胚とは、受精卵を用いることなく幹細胞のみから生命を創り出す技術です。

なんとこの技術、既にケンブリッジ大学にてマウスで生命創造に成功しております!!

AIを使うとすると、残したい遺伝子や追加する遺伝子の構造をAIで同定し、ゲノム編集技術を用いることでデザイナーズベイビーの生成が幹細胞のみから可能となるでしょう。

もはや神の領域です。。

3. センシング・シティ

センシング・シティとは、天下のGoogleが構想している計画都市のことであり、設計された都市内のあらゆる情報(大気の状態から映像、騒音に至るまで)を、大量のセンサーを用いてデータ収集し、管理するというものです。

地下には沢山のロボットが稼働しており、物流や配達タスクなどを担います。

この技術は、いわゆるIoTの権化のようなものですから、AIとの親和性が高いですね。

最高に面白い米ドラマ『パーソン・オブ・インタレスト』のように、大量のセンサーから得られたあらゆる情報をAIが解析することで、事件や犯罪を未然に防ぐようなことが行われるのでしょう。

なお、『パーソン・オブ・インタレスト』はAmazon Prime会員であれば、現在無料で視聴できます。この記事を読むようなAI好きのあなたには超絶怒涛におすすめします!

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4. みんなのための人工知能

名前の通り、AIですね。

現状はAIプログラマーのみに利用されているAIですが、クラウド上にデータを投げれば目的を汲み取って勝手にAIで解析するような、夢のようなプラットフォームをGoogle等が作っています。

AIの門戸をすべての人に拡げましょうというような技術です。

Auto MLが有名ですね。

5. 競争式生成ネットワーク

AIのAIによるAIのためのAIです。

GAN (Generative Adversarial Network)とは、競争式生成ネットワークと呼ばれるAI技術です。

GANには、二つのネットワークが存在します。

一つは、ジェネレータと呼ばれるもので、本物そっくりのレプリカを創り出すネットワークです。

もう一つはディスクリミネータと呼ばれるネットワークで、ジェネレータが出してきたレプリカデータを本物か偽物か見分けるものです。

例えば、人間の顔の画像を学習させるとしましょう。

画像を学習させた後に、ジェネレータは人間の顔にそっくりな新しい顔データを作り出します。対して、ディスクリミネータはその顔データが本物かどうかを判別します。

このネットワーク同士の戦いをひたすら続けることにより、二つのネットワークは学習を進めていき、やがて人間にも本物としか思えないような人間の顔データ(レプリカ)を作り出すことが出来るようになるのです。

例えるなら、絶対に貫通されない盾と、あらゆる盾を貫通する鉾をお互いに作り続ける戦いのようなものですかね。

この技術の何が凄いかというと、大量の学習用データをAI自身が作り出すことができるという事です。

また、AI自体に創造性が宿ると捉えることが出来ます。

この技術により、将来的にはAIが音声を自動生成したり、映像を創り出す時代が来るでしょう。

6. バベルフィッシュイヤホン

名前がカッコいいですね!

これは、単刀直入に言うと同時翻訳AI搭載イヤホンです。

天下のGoogleは、Pixel Budsという同時通訳イヤホンを既に海外で発売しております。

現在、日本語は未対応ですが、対応するのは時間の問題でしょう。

ドラえもんの翻訳こんにゃくが手に入る時代が、もうすぐそこに・・・

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7. ゼロカーボン天然ガス

天然ガスは、安価で大量に手に入り輸送も可能であるため、世界のエネルギー需要の約22%を満たしております。

ところが、天然ガスからは温室効果ガスであるCO2が大量に放出されるため、地球温暖化の観点からはよろしくありません。

そこで登場してきたのが、ゼロカーボン天然ガスという技術です。この技術を用いることで、天然ガスを燃やすことにより発生するCO2を全量回収可能とのことです。

また、コストもこれまでの天然ガスによる火力発電所と同程度であるため、技術が確立されたら一気に普及するでしょう。

AIは関係なさそうですね。

8. 完全なオンラインプライバシー

ゼロ知識証明と呼ばれる暗号化技術のことです。

仮想通貨をお持ちであれば、ご存じの人も多いでしょう。

ゼロ知識証明は、一部の仮想通貨にて既に活用されております。このような暗号通貨は、誰がいくら取引したのかという取引履歴がわからないことから、匿名通貨と呼ばれます。

Zcashとかが有名ですね。量子コンピュータにも解読されない暗号化技術として期待されております。

AI関係ナッシング!!

9. 遺伝子占い

遺伝子の配列から、「あなたのお腹の中の赤ちゃんは、IQが120で音楽の才能があるけども運動がちょっと苦手なイケメン君です。」みたいな感じで、占い師の診断よりはずっと確度の高い特徴を推定する技術です。

膨大な遺伝子データと人々の特徴をAIに学習させることで、あらゆる遺伝的発芽による特徴を数値化するのでしょうかね?

デザイナーズベイビーに繋がる技術ですね。

10. 量子的探索による材料開発の飛躍

量子コンピュータの開く未来の第一歩といったところでしょうか。

IBMが20キュービットの量子コンピューターを開発したのは記憶に新しいですが、現在は2021年の実用化に向けて50キュービットの量子コンピューターを開発中とのことです。

50キュービットであれば、2の50乗の最適化計算が一瞬で可能です。2の10乗が約1000なので、2の50乗は1000の5乗、つまり約1000兆となります!

1000兆円欲しい!!

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まとめ

以上、駆け足でブレークスルー・テクノロジー10選の2018年版を概観しました。

感想としては、AIの面目躍如といったところでしょうか。

なお、現在のAI が出来ることについては、多くの事例をまとめた以下の記事をご覧ください。

結構衝撃的な事が既に実用化されていることがわかります。

関連記事:AI NOW!人工知能で今出来ること大全(最先端研究・ビジネス事例集)

10大技術は、どれも今後の動向に目が離せない楽しみな技術ですね!

技術的特異点、通称シンギュラリティに繋がる重要技術が、この中から生まれてくるかもしれません。

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