【生ける伝説!】デミスハサビスの偉業 ~ AIを10年分進歩させた4億ドルの頭脳 ~

【生ける伝説!】デミスハサビスの偉業 ~ AIを10年分進歩させた4億ドルの頭脳 ~

 

AI(DQN)がブロック崩しやインベーダーゲームを攻略する動画を見たことがある人や、AI (Alpha Go)が囲碁のプロ棋士を破ったというニュースを知っている人は多いと思いますが、それらAIの開発者をご存知ですか?

その人こそ、DeepMind社のデミス・ハサビスです。

今回は、チェス、ゲーム、学術研究、AI開発など多数の分野でとんでもない業績を残す、世紀の天才デミス・ハサビスの異常なまでの偉業を特集します!

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天才:デミス・ハサビスの伝説

チェスに目覚める

イギリスで生まれ育ったハサビスは、父の影響で4際の頃にチェスに出会います。チェスを始めるやいなや、その超知能を遺憾なく発揮して瞬く間に成長し、六歳の時にロンドンU-8で優勝し、九歳の時にはU-12のキャプテンとなり、イギリスを世界二位にまで導きました!

既にやばい超知能っぷりです!!

コンピューターとの出会い

囲碁に夢中になっていたハサビス少年には、ある大きなハテナが頭の中に浮かんでおりました。

それは、「考えるって何だろう?」という疑問です。

自分の脳は、一体どうやってチェスの次の手を選んでいるんだろう?

デカルト風に言うと、『我思うことに我思う』です。

このハサビスの「脳の働きってどうなってるんだろう?」という疑問と好奇心が、やがてAIの発展に大きく寄与することに繋がるとは、本人すら想像だにしなかったことでしょう…

ほどなくして必然的にコンピューターに興味を持ったハサビスは、8歳にしてコンピューターを手に入れます!

親にねだって買ってもらったのでしょうか?

いいえ、自分の力で稼いで手に入れました!!

具体的には、チェスの賞金200ポンドをゲットして購入したそうです。

8歳なのに凄い!!私なんていい年こいてMacBookすら買えないというのに…

(長期分散積立投資に全力投球しているためですが…)

コンピューターを手に入れたハサビス少年は、当然ながらプログラミングに夢中になりました。

今世界を動かしている偉人あるあるですね!

そして、コンピューターは自分の想像力を解き放つ魔法の機械だと確信するに至ったのです。

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11歳でオセロの人工知能プログラムを開発

コンピューターにのめり込んでいったハサビス少年は、11歳のときに地元の大学にて早くも『人工知能』に出会います!

これは、今から約30年前のお話です!!

そこで、大好きなチェスを大好きなコンピューターに実装しようとしたのですが、チェスは複雑すぎたため断念しました。

代わりにオセロを実装し、人工知能を搭載させました!

今から約30年前、11歳にしてAIプログラマーだったとは!!一万時間の法則を発揮してますね!

天才の所業です、そのオセロAIプログラムはハサビスの弟を打ち負かしたそうです。。

既に頭角メッキメキ!!

13歳でチェス世界二位

コンピューターに目覚めたハサビスでしたが、チェスに関しても超一流プレーヤーとして健在でした。

なんと、13歳の頃に14歳以下のレートで世界二位となったのです!

その道に進んでも一流として生きていける天才チェスプレーヤーにまで育ったハサビスですが、徐々に軸足がコンピューターの方にずれていきます。

制約のある盤上ゲームよりも、圧倒的なまでに自由度の高いプログラミングの魔力に取りつかれたのでしょう。

その後、ハサビスはコンピューターサイエンスを学んでいきます。

15歳でケンブリッジ大学入学を認められる

天才ハサビスは、もちろん学問も超優秀!15歳にして、飛び級に飛び級を重ねてケンブリッジ大学への入学を許可されました!!

しかし、まだ若すぎた故、16歳になってから入学ということとなりました。

ケンブリッジ大学は、世界屈指の超名門大学で、東大よりも遥かに上の学力です。

ちなみに、ケンブリッジ大学のコンピュータサイエンス学科を受けた際の面接時の逸話がこちら。

教授「大学を30校訪問する場合、訪問する順番のパターンはいくつありますか?」

ハサビス「30の階乗です。」

教授「それはどういうこと?」

階乗というのは、数学の記号では「!」で表され、例えば30!は1から30までの全数字を掛け合わせたものとなります。

30校を巡る場合のパターンは、最初の1校目は30通り(30校)あり、2校目は最初の学校を除いた29通り(30×29)あり、3校目は28通りあり(30×29×28)・・・と順々に掛け合わせていくのですね。

このような答えを期待して質問した教授の度肝を抜く、ハサビスの伝説的な回答が以下。

ハサビス「10の25乗です。」

教授「!?!?!?!?!?!?!??!!?」

1から30までの数字の掛け算の暗算を一瞬でやってのける15歳の少年。

その知能たるやフォン・ノイマン並!?

そりゃ、受からないわけがないですよね。。

ちなみに、ハサビスにとって中学の数学の授業はレベルが低くてつまらなさすぎたので、電卓では表示できないほど大きな数を計算しようとして、60の階乗(1×2×・・・×59×60)を計算したことがあったそうです。

その答えから30の階乗を推定したとのこと。

そうだとしても、それを瞬間的に暗算できる頭脳が羨ましい限りです。。

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17歳でミリオンセラーゲームを開発

もう意味わかんないですよね(笑)

大人気シミュレーションゲーム『テーマパーク』をゲーム会社にて社長と一緒に開発して、数百万本売り上げたそうです。

その年、同作品はゴールデンジョイスティック賞を受賞。

この売り上げによりハサビスは大学の学費が得られたとのこと。学費とは桁が2つぐらい違うと思いますけど。。

ちなみにゲーマーとしても有名なハサビスは、世界一のオールラウンドプレーヤーと言われていた時期があったようです。

まぁ、なんていうか、チートですよね、チート。

頭角があらゆる方向にバッキバキ!!

22歳で会社を起こす

これだけ能力が高ければ、他人の下に仕えるような真似はしませんよね。

ケンブリッジ大学卒業後、ゲーム制作会社を立ち上げます。

その後何作か有名なゲームをテープアウトし、数年後に会社を売却!

普通の人ならこれだけでもとっても凄いのですが、桁違いのハサビスのエピソードとしてはもはやどうでもいいですね。

早く先に進みたいので記述もテキトーです(笑)

科学者としても超一流

コンピュータとAIに取りつかれたハサビスですが、脳のような万能な汎用型AI(強いAI)を作るためには人間の脳の仕組みを解明する必要があると考え、認知神経科学の研究に乗り出します。

場所は超名門校、ロンドン大学ユニヴァーシティカレッジ!!

研究テーマは、エピソード記憶に関する脳の働きついて。エピソード記憶とは、個人が経験した出来事に関する記憶のことで、例えば旅行に行ったときの見た景色とか、その時の天気、温度、食べたものの味や会話の内容など、思い出に関する五感すべてに関する記憶です。

脳の中で記憶を司る部位は海馬というのはご存知の方も多いと思います。

海馬を損傷した人は、その日以降新しい記憶が一切保存できなくなったりします。

ちなみに、海馬の細胞を増やして記憶力を高めるための方法としては、運動が効果ありと科学的研究により示されております。(エアロバイクがお勧めです)

さて、記憶の可視化に関して興味を持ったハサビスは、海馬に関しての研究に没頭します。そして、超知能によるチート補正を遺憾なく発揮して、2007年にScience誌が選ぶ10大ブレークスルーオブザイヤーにハサビスの論文が選ばれます!!!

要は、その年に行われたあらゆる研究活動の中でトップ10の研究成果を挙げたと、一流科学誌に認められたということです。

そのまま研究の現場に居続ければ、きっとノーベル賞も受賞可能だったかもしれません。

科学者としても超一流のハサビスは、その後MIT(理系TOP大学)とハーバード大学(総合TOP大学)にて客員研究員として働きつつ、AIの研究開発を行うスタートアップ、DeepMind社の設立準備に奔走します。

ディープマインド社設立

ピーターティール、イーロンマスク等、時代を代表する錚々たるメンバーを投資人として味方につけて設立したDeep Mind社にて、ハサビスは汎用型AIの開発に勤しみます。

しかし、AI研究には大量の計算サーバやGPUが必要であり、資金は幾らあっても足りません。

資金集めに奔走するハサビスが、AIの研究開発に充てられた時間は全体の約10%程度だったとのことです。

人類の損失!!社会的損失!!!

そんな中、ハサビスとDeepMind社の可能性を見抜き、買収を持ち掛ける人物がいました。そう、世界最強の企業Googleの共同創業者、ラリーペイジです。

一年間にも及ぶ交渉の末、ハサビスはDeep Mind社の売却を決意しました。

その額なんと4億ドル!!!!

そのときのハサビスの回想がこちら。

「人生のなかで、グーグル級の会社をつくることと、究極の人工知能を開発することの両方を行う十分な時間はない、とわかったんです。数十億ドルのビジネスをつくりあげることと、知性を解明すること。将来振り返ってみたときに、どちらがより幸せだったと思えるのだろう?それは簡単な選択でした。」

逆に言えば、Google級の会社を作ろうと思えば作れるんですけどねっ、とも読み取れます。

普通のイケイケベンチャーの社長がこんな発言をしたら、ただのビッグマウスだ大言壮語だと捉えられますが、ハサビスのこれまでの実績を考えれば十分可能性がありそうですよね(^^;)

Googleに買収されて、お金や経営のことを気にせずに多くの時間を研究開発に注ぎ込むことが出来るようになったハサビスは、更なる快進撃を開始します。

それが、この記事の冒頭に取り上げた、DQNの開発と、AlphaGoの開発です。

Deep Learningにおける二大金字塔を、設立後まもないスタートアップの会社が生み出したのです!!

DQNは深層強化学習と呼ばれ、深層学習(ディープラーニング)と強化学習のハイブリッド版です。

DQNが瞬く間にゲームを攻略していく様は見ものです。こちらのYoutube動画でみることができますので是非見てください。

Alpha Goは、その名の示す通り囲碁のAIアルゴリズムです。

これまでの人類が積み上げてきた囲碁の棋譜(対戦の打ち手)を大量に読み込ませて学習させることにより、囲碁のトッププロをAIが倒すという、あと10年間は無理だと言われていた偉業を成し遂げたことで有名です。

そして、近年ではAlpha Go Zeroという教師無し学習を行うアルゴリズムを開発し、そもそも人間の棋譜など学習させずにAI対AIで無限に対戦させた方が強いAIが作れるはずだということを立証しました。

Alpha Go Zeroは、従来のAlpha Goシリーズを瞬く間に抜きさり、僅か三日間のコンピュータによる学習期間で世界最強のAI棋士となりました。

人間の積み上げてきた棋譜など、所詮バイアス、つまり障害に過ぎないということです。

この事実はとてつもなくセンセーショナルでした。

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これから

その後も、ほぼ毎月のようになんらかのとんでもない成果を発表し続けているDeep Mind社とそのブレイン、デミス・ハサビス。

今後の更なるAI 開発に期待ですね。

なお、現在のAI はどこまでのことが出来るのかということについては、多くの事例をまとめた以下の記事をご覧ください。

結構衝撃的な事が既に実用化されていることがわかります。

関連記事:AI NOW!人工知能で今出来ること大全(最先端研究・ビジネス事例集)

シンギュラリティ(技術的特異点)や、そこに至るプレ・シンギュラリティ(社会的特異点)に導くパンドラの匣を開くのは、この男かもしれません。

歴史の生き証人となるのは、あなただ!!

 

関連記事:【技術的特異点】シンギュラリティとは?~人類労働解放宣言~

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