珪藻土マットをご存知でしょうか?
簡単に言うなら、ハイテクな風呂マットと考えていただいて良いでしょう。
私は珪藻土マットを昨年転居した際に購入したのですが、
プチパラダイムシフトが起こりました。おすすめです。
というわけで、今回は珪藻土マットの紹介です。
おすすめな理由のほか、科学的原理(メカニズム)についても解説していきます。
珪藻土マットとは?
珪藻土とは、表面に無数の小孔があり、水分を吸収するとともに、
水分量が多くなると自立呼吸により水分を放出する性質がある物質です。
要するに、超吸湿(水)・速乾性がある物質です。
なぜこの能力があるのかは次章で説明します。
これをバスマット化したものが珪藻土バスマット。
値段もお手頃で、圧倒的にすぐ乾きます。
一度試してみるとわかりますが、軽くパラダイムシフトが起こります。
風呂あがりに足を置くと、その瞬間に珪藻土マットに接している部分が乾く衝撃。
未経験の方には、是非お試しいただきたいです。
この最強のバスマットのメリット、デメリット、科学的原理を紹介します。
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珪藻土マットの科学的原理(メカニズム)
珪藻土マットは、吸水性と速乾性が大きな特徴として挙げられますが、
これらの特徴はどのような仕組みで得られるのでしょうか?
先に答えを述べると、多孔質であるためです。
それぞれの仕組みについて、科学的な観点から見ていきましょう!
多孔質とは、目には見えないほどの細かい穴が無数に空いている物質のことを言います。
珪藻土マットの吸水性
珪藻土マットの高い吸水性のカラクリは、上記の通り「多孔質であること」にあります。
ではなぜ多孔質だと吸水性が高いのでしょうか?
それは、毛細管現象が働くからです。
毛細管現象とは、細い隙間の中に水などの液体が吸い込まれていく現象です。身近な例で言うと、植物が根から水分を吸い上げるのに利用されています。
自然の神秘ですね。毛細管現象により水を引っ張りあげる強さ(力)のことを毛細管力と言います。
毛細管力は、管径が小さければ小さいほど大きくなります。
珪藻土マットは、目には見えないほどの細かい穴が無数に空いており(多孔質)、
非常に細い管が沢山あるような構造なので、毛細管力が強く働きます。
これにより、濡れた足からマット内へと急速に水分を吸い込むことができるのです。
珪藻土マットの速乾性
珪藻土マットの速乾性は、短期的なものと長期的なものに分けられます。
【短期的速乾性】
短期的な速乾性については、吸水性によるところが大きいです。
前述のとおり、珪藻土マットは毛細管現象による吸水性が高いため、
水分をマット内に急速に吸い込んで均一に広げます。
その結果、あれよという間に表面が乾いたように見えるのです。
それでは、長期的な速乾性とは何でしょうか?
ここでいう長期的とは、吸い込んだ水分を外部に放出して、
本体が乾くまでの時間のことを指します。
短期的な速乾性により吸い込んだ水分を如何に早く排出できるかですね。
この性能が低いと、マット内の湿気が高くなり、カビや菌が繁殖して不衛生になります。
数人の家族が使う場合には、最後の人は濡れたマットを使うことになります。
現実はそうはなりませんが、何故珪藻土マットは長期的な速乾性が高いのでしょうか?
この答えも、「多孔質であること」にあります。
珪藻土マットは多孔質であるため、その表面積(空気と触れる面積)は物凄く大きくなります。
その広い表面積に均一に水分が行き渡り、空気へと水分を排出します。
空気へと渡った水分は、拡散定理(Fickの法則)に則り、外部空間へと拡散していきます。
その結果として、長期的な速乾性が得られているのです。
珪藻土マットのメリット・デメリット
それでは、実用品として珪藻土マットの長所・短所を紹介します。
珪藻土マットのメリット
【驚異の速乾性】
やはり、圧倒的な速乾性でしょう。
その速乾性は、プチパラダイムシフトを経験できるほど。
この速乾性による効果としては、
- 前に誰かが使った後のタオル系バスマットを踏んだ時の不快感がなくなる
- あっという間に足サラサラになるというちょっとした時短効果
- すぐに表面が乾くため、防カビや防ダニ効果があり清潔が保たれる
といったことが挙げられます。
【お手入れ楽々】
基本的に、お手入れ不要です。
当然、洗濯も不要(というかできません)。
何となく速乾性が悪くなってきたかな?と思ったら、
細かめの紙やすりで表面を磨いてあげれば復活します。
著者は1年弱珪藻土マットを使用していますが、今のところ速乾性は落ちていません。
つまり、1年に1回お手入れすれば十分すぎるということです。
珪藻土マットのデメリット
最強のバスマットと言っても過言ではない珪藻土マットですが、弱点も存在します。
しかし、便利さを考えると、微々たるものだと思っています。
【割れる可能性がある】
タオルバスマットと比較すると、固体ですのでやはり割れる可能性があります。
著者の経験上、陶器等よりは断然固いですが(結構雑に扱っても問題ない)。
【少し重い・畳めない】
2~3kg程度の重さがあり、また畳めないため、お掃除のとき等に邪魔になるかもしれません。
まとめ
以上、珪藻土バスマットの紹介でした。
今回のポイントは以下のとおりです。
・珪藻土マットの吸水・速乾性は多孔質構造による強力な毛管力と表面積増大により実現
【メリット】
・驚異の吸湿・速乾性(プチパラダイムシフトを体感!)
・お手入れ楽々(1年使ってもまだまだお手入れ不要)
【デメリット】
・割れる可能性あり
・お掃除の時にちょっと邪魔かも
私が1年前に引っ越した後に買った製品の中で、TOP3に入るであろう便利グッズです。
まだ使ったことがない方は是非お試しください!
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