落ち物パズルゲームといえば、何を思い浮かべますか?
老若男女問わずに楽しめるパズルゲーム。
多くの人は、テトリス、あるいはぷよぷよが思い浮かぶことでしょう。
今回は脳トレとしての「ぷよぷよ」にスポットを当てていきます。
何故テトリスじゃないかって?私がぷよぷよ派だからです。
ぷよぷよをはじめパズルゲームは言うまでもなく脳の活性化にも役立ちますし、
子供であれば知育にも役立つでしょう。特に、ぷよぷよは瞬発的思考力の強化に最適です。
いずれは将棋や囲碁と同じように、
脳トレも兼ねて楽しめる生涯ゲームになるのではないかと思っています。
でも楽しくないと続きませんよね。
小学生の頃、よくわからず画面の端に適当に積んで連鎖出たらラッキーとかやってませんでしたか?
なんてもったいない!
ぷよぷよはちょっとしたコツを覚えるだけで面白さがぐっと上がるんです。
今回は、ぷよぷよを楽しむための簡単なコツを紹介します。
ぷよぷよとは?
説明不要だと思いますが、簡単に解説します。
知ってるよ!という方は次の章にお進みください。
概略
ぷよぷよは1991年に株式会社コンパイルから発売された落ち物パズルゲーム。
1998年にコンパイルが経営破綻。その後、セガに知的財産権を売却し、今に至ります。
テトリスによる落ち物パズルゲームブームに乗っかり、様々な落ち物パズルゲームが発売されました。
しかし、その中で現在生き残っているのはぷよぷよだけです。
今では、王者テトリスとコラボするほど。
知の格闘ゲームともいえる落ち物パズルゲームの金字塔。
個性溢れる様々なキャラクターの連鎖ボイスも面白いです。
ルール
ゲームは「同じ色のぷよを4つ縦横に繋げれば消える」という至ってシンプルなもの。
ぷよの色は5色あり、これを組み合わせて連鎖していきます。
そして、ぷよぷよの真骨頂は対人戦。先にぷよのスタート口が埋まった方が負けです。
対戦においては、ぷよを消すと相手にお邪魔ぷよという「繋げても消せないぷよ」を落とします。
お邪魔ぷよの数は高度な連鎖をするほど増えるため、対戦で連鎖は重要です。
また、相手の連鎖に合わせて自分も連鎖すれば、連鎖の威力に応じてお邪魔ぷよを打ち消すことができるため、「いかにして相手の連鎖を上回る連鎖を叩き込むか」という駆け引きが生まれます。
例えば、、、
・小規模な連鎖で相手の連鎖発火地点を埋め、その間に連鎖を叩き込む
といった駆け引きがあります。
初心者から上級者まで楽しめる理由がここにありますね。
極めていけば、相手の画面しかみなくなるということもあるようです。
なお、亜種的な感じで「フィーバー」等のルールもありますが、今回は触れません。
根本は同じです。
ぷよぷよを楽しむコツ【積み方講座】
結局のところ、ぷよぷよを楽しむには連鎖を作るコツを覚えることが重要です。
まずは楽しむために定型的な形をマスターする。
そこから自分のスタイルを築いていくのが良いでしょう。
ぷよぷよの間違った遊び方
まずは間違った積み方を紹介します。いわゆる小学生積み(カエル積みともいいます)。
ぷよぷよにすぐ飽きてしまった人はこれをやっていた方が多いことでしょう。
こんなやつです。
出典:ぷよぷよ連鎖シミュレータ(以下シミュレータ画像は同様)
適当に右3列に積んでから、下の方を発火してずらすことでラッキー連鎖を狙うというわけです。
まぁ、大連鎖になったら面白いかもしれませんが、こればかりじゃすぐ飽きますよね。
たまにネタでやるくらいならいいかもしれません。
懐かしの階段積み
少しだけぷよぷよをやったことがあるという方が思い浮かべる連鎖といえば、
階段積みが多いと思います。
階段積みは初期からポピュラーで、名前のとおり、非常にわかりやすい積み方です。
ですが、実践してみると、恐らく初心者はここで躓くでしょう。
「あれ?5連鎖が限界だ!!」
そう、ぷよぷよで大連鎖を狙うには、一番下の段でこれ以上連鎖を組めなくなったら、
上の段に連鎖を伸ばしていく「折り返し」という技術が必要になります。
(初心者同士の対戦なら、5連鎖を素早く組めば勝ちといえば勝ちですが・・・。)
例えば、こんな感じになります。
この折り返しを何度か繰り返していけば大連鎖になります。
しかし、階段積みの場合、初心者は余ったぷよ(階段に上手く組み込めない)
の処理にどうしても困ってしまうでしょう。
結果として、ゴミだらけになり、微妙な連鎖、あるいは連鎖に失敗してしまいがちです。
また、対戦をし始めても、階段は潰しやすいことから、なかなか勝てないでしょう。
(最強クラスのプレイヤーで階段積みをする人も殆ど見かけません)
そこで、初心者におすすめしたい積み方が次に紹介するGTRです。
ぷよぷよを加速させるGTR
初めて聞く人は何それ状態でしょう。車じゃないです。
GTRはGreat Tanaka Rensaの略(諸説ありますが)です。
その昔ぷよぷよプレイヤーの田中氏が考案したとされています。
この型は、隙の少ない折り返しが最大の特徴。
折り返しの形=GTRと考えている人もいる程。
先に折り返しを作ってしまう、「先折りGTR」が主流です。
ではその形とは?
こんな感じです。
上段にかかる赤を消せば、下段の青が消えますね。
その先にも連鎖があれば、消えていきます。
百聞は一見にしかず。
まずは階段積みで折り返しを作ってみてから、GTRの折り返しを試してみてください。
非常に楽に作れるはずです。
実戦では、左右が埋まり上段に連鎖を伸ばしていく際、毎回この形を作っていけばOKです。
こんな感じです。
あとは、こんな感じで連鎖を組んでいけばOK!
非常に高い拡張性がありますので、色々な連鎖を試してみましょう!
慣れてきたら連鎖尾
連鎖尾とは、その名の通り、連鎖の終わり(尻尾)の方です。
理想的な連鎖を組めればそこまで意識する必要はありませんが、
普通は必要なぷよ以外も何処かに置かなくてはなりません。
この不要ぷよを上手く積んで連鎖する技術を習得しましょう。
自分で色々試してみるのがベストですが、
今回はGTRに相性の良いTom氏が考案したとされるTomスペシャルを紹介します。
どういう動きをするか、一度シミュレートしてみると積みやすくなるかと思います。
② 不要ぷよの組み込みを少し意識してみる
③ 連鎖尾を意識する
こんな順番で練習していくと良いでしょう。
まずはとにかく連鎖を組めるようになることです。
さらなる高みへ
積み方は、当然まだまだ沢山あります。
階段と同様に老舗感の強い「カギ積み」や上級者に多い「不定形」等々、
積み方を挙げ始めると枚挙に暇がありません。
そして、より高度なプレーをするには、相手の画面を見極める【凝視】や、
連鎖を潰したり発火を催促する【副砲】等と呼ばれる技術を身に着けていく必要があります。
これらはまたの機会に説明します。
おすすめのぷよぷよソフト
というわけで、ぷよぷよいかがですか?
興味が沸いた方は是非やってみてください。
最新版はテトリスも楽しめる「ぷよテト」のようです。
3DSをお持ちなら、「ぷよぷよ!!」がおすすめです。
Switch | PS4 | 3DS |
まだ未発売ですが、10月末にぷよぷよのeスポーツ化を意識したバージョンも発売されるそうです!
まとめ
今回は、ぷよぷよを楽しく遊ぶコツとして、初歩的な連鎖のやり方を紹介しました。
冒頭にも書いたように、ゲームを楽しみつつ、脳を活性化させるのに役立つことでしょう。
著者達の個人的な経験としては、小学生の頃、
複雑な連鎖が生じるぷよぷよの配置図を日々ノートに書いていたことが、
現在の偏差値70を超える地頭力を得る1つの要因になったのではないかと考えます。
是非子供にも「ぷよぷよ」をやらせたいですね。
最後に、ぷよぷよが遠い過去の思い出な方が再開するきっかけになれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。
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