【シンギュラリティの衝撃!】技術的特異点に至る道のりと人間の仕事が無くなる可能性について

【シンギュラリティの衝撃!】技術的特異点に至る道のりと人間の仕事が無くなる可能性について

最近はシンギュラリティ技術的特異点という言葉を色々なところで聞くようになりましたね。

私は5年ほど前に、シンギュラリティの提唱者であるレイ・カーツワイル氏の著書『シンギュラリティは近い―人類が生命を超越するとき(原著:Singurality is near)』を読んでからというもの、シンギュラリティ到来の熱狂的な支持者であるシンギュラリタリアンとなりました。

その結果、AIプログラミングを趣味として嗜むようになった私としては、今の世の中の流れはとても嬉しく思っております。

シンギュラリティとか技術的特異点という言葉はよく耳にするようになったとはいえ、あまり詳しいことは知らないなぁ、どんなことが起こるんだろう?という疑問を持っている方も多いと思います。

そんな好奇心旺盛な方に向けて、本記事では生粋のシンギュラリタリアンが、シンギュラリティ(技術的特異点)について解説します!

さらに、世界的著名人たちのシンギュラリティに対するスタンスや、シンギュラリティの到来より前に生じると言われるプレシンギュラリティ(社会的特異点)における社会変革や、ベーシックインカムによる労働解放の必然性についても記載しました。

近い未来に生じ得るテクノロジーによる”パラダイムシフトの連鎖”を概観していきましょう!

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シンギュラリティ(技術的特異点)とは?

シンギュラリティ(技術的特異点)とはどのような現象なのでしょうか?

一般的に言われているのは、AI技術とコンピュータの演算能力の発展により、一台のコンピュータが人間の知能を超える知能を獲得する時点のことを言います。

シンギュラリティという概念を世に広めたレイカーツワイル氏は『シンギュラリティは近いの中で以下のように定義しております。

特異点(シンギュラリティ)とはなにか。テクノロジーが急速に変化し、それにより甚大な影響がもたらされ、人間の生活が後戻りできないほどに変容してしまうような、来るべき未来のことだ。それは理想郷でも地獄でもないが、ビジネス・モデルや、死をも含めた人間のライフサイクルといった、人生の意味を考えるうえでよりどころとしている概念が、このとき、すっかり変容してしまうのである。

出典:レイ・カーツワイル『シンギュラリティは近い―人類が生命を超越するとき』、以下引用全て同様

ポイントとしては、一旦人間の知能を圧倒的に超えるような汎用的なAIが生まれると、そのAI自身が更に良いAIを作るということが、コンピューターの演算能力の速さで超高速に起こるということです。

つまり、シンギュラリティ以後のことは、人間の知能では想像すら不可能ということです。

なお、人間の脳のように万能で汎用的なAIのことは、汎用型AI(AGI:Artifical General Intelligence)や強いAIと呼びます。

一方で、囲碁専用AIのような専門的な分野に特化したAIのことを、特化型AIとか弱いAIと呼びます。

数年前より一世を風靡している深層学習(Deep Learning)の台頭や、天才デミス・ハサビス率いるDeep Mind社が開発したAlpha Goが囲碁のプロを倒したことや、これまたハサビス等による深層強化学習(DQN:Deep Q Learning)と呼ばれるAIが人間を超える技能でブロック崩し等のゲームを攻略する動画など、目に見えるAIの成果が前面に出てくる前までは、シンギュラリティなんて起こりえないという意見が大半だったと記憶しております。(これらが出てきた後でも懐疑論者は多いのですが)

当時はごく一部の技術愛好者達や、研究開発者達が、己の希望的観測やポジショントークを込めてシンギュラリティの到来を主張していると、周りからはわりと冷めた目で見られていました。

それが、2018年現在では、現実感を持ってシンギュラリティは起こると考えている人達が明らかに増えてきました。それでもまだ少数派だと思いますが。。

関連記事:デミス・ハサビスの偉業 ~ AIを10年分進歩させた4億ドルの頭脳 ~

関連記事:【厳選5冊】シンギュラリティとは何か?がわかるおすすめ本【技術的特異点】

世界的な経営者・著名人達のシンギュラリティに対する立ち位置

一般的にはシンギュラリティなんて起こらないという意見がまだまだ多いですが、現代を代表する世界的な企業の経営者や著名人の中では、シンギュラリティは起こると考えている人が多いです。

特に有名な人たちは以下です。

・イーロンマスク
・ビルゲイツ
・ジェフベゾス
・ラリーペイジ
・ピーターティール
・ジャスティン・ラトナー
・レイカーツワイル
・ホーキング博士
・孫正義

上記の有名人たちはシンギュラリティがそう遠くない未来に起こると考えている人たちですが、シンギュラリティに対する受け止め方が二つに分けられます。

・シンギュラリタリアン(楽観派)

・ディストピア論者(悲観派)

シンギュラリタリアンとは?

一方の立場はいわゆるシンギュラリタリアンと呼ばれるシンギュラリティについて考え抜いた人達です。

シンギュラリティが到来すると、人類はAIや機械と融合することより一層繁栄していき、人々は労働から解放されて、場合によっては永遠の命を手に入れられるかもしれないという、楽観的な立場の人が多いので、ここではシンギュラリティ楽観派とさせていただきます。

最も有名な人としては、後ほど紹介するレイ・カーツワイル氏ですね!

カーツワイル氏によるシンギュラリタリアンの定義は以下です。

特異点(シンギュラリティ)を理解して、自分自身の人生になにがもたらされるのかを考え抜いた人のことを、「特異点論者シンギュラリタリアン」と呼ぼう。

ディストピア論とは?

もう一方の立場が、シンギュラリティの到来に警鐘をならしている人たちで、シンギュラリティが来ると人類はAIに滅ぼされるというディストピア論(悲観論)です。

ターミネーターやエクスマキナなど、SF系の映画でよく見るような『人類VS人工知能』の構図ですね!

どちらの立場にせよ、シンギュラリティに至る過程にビジネスチャンスが数多あると考え、そこに注目しているという意味で、著名人たちの思考は一致していると考えられます。

経済成長を牽引するのはいつも科学技術の発展ですからね!

それでは、上記の著名人たちを楽観派と悲観派に分別してみましょう。

シンギュラリティ楽観派:シンギュラリタリアン


◆レイ・カーツワイル(シンギュラリティ提唱者、シンギュラリティ大学創設者)

” Singularity is Near “を出版。シンギュラリティムーブメントの立役者。

◆ラリー・ペイジ(Google共同創業者、現AlphabetのCEO)

シンギュラリティ大学に対して以下の発言
“ 私が学生だったとしたら、こここそが、私が行きたい場所 ”

◆ピーター・ティール(ペイパルマフィア)

◆ジャスティン・ラトナー(インテルCTO)

◆孫正義(Softbank創設者)

毎年行っているSoftbank基調講演にて、度々シンギュラリタリアン発言。
Softbankの基調講演は、世界の潮流を感じられるのでお勧めです。

シンギュラリティ悲観派:ディストピア論者

◆イーロン・マスク(テスラ、Space X、ボーリング、ニューラリンク創業者)

「私は最先端のAIに触れられる立場にある。人々はAIを本当に懸念すべきだと思う。私は警鐘を鳴らし続けているが、ロボットが通りを歩いて人間を殺戮するのを実際に目にするまで、人々はどのように反応すればいいのか分からない。こうした脅威は現実感が非常に希薄であるように思えるからだ」

「AIは、事後ではなく事前に対策を講じる必要があると私が考える、極めてまれなケースである。事後に規制しても手遅れだと考えているからだ」

◆ホーキング博士(故・宇宙物理学者)

「完全な人工知能を開発できたら、それは人類の終焉を意味するかもしれない」

◆ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)

「今現在、コンピュータは本を読むことができず、知識の表現の仕方もわからないため受験に合格することはできません。しかし、ある日コンピュータが人間と同じように文章を読んで理解できるようになった時、とてつもない事態を迎えることになります」

どちらでもない(不明)

◆ジェフ・ベゾス(Amazon創業者)

様々なAI企業や団体に多額の出資。
2018年5月に月植民計画を発表。

月に人類を移住させるということは、イーロンマスクの思想に近いのかもしれませんね。

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シンギュラリタリアン代表者:レイ・カーツワイル

先ほどから何度も登場しているレイ・カーツワイル(Ray Kurzweil)とは何者なのでしょうか?

米国大統領の科学技術アドバイザーを何代にも渡って務め、シンセサイザーやOCR技術の開発も行ったアメリカを代表する発明家です。現在はGoogleのAI部門で総指揮をとっている、実業家・未来学者です。現代のレオナルド・ダヴィンチとは彼のことでしょう。

レイ・カーツワイルのより詳しい経歴はこちらをお読みください。

カーツワイル氏の業績は、上記のような有形物だけではありません。

彼は、収穫加速の法則(科学技術の指数関数的進化の法則)を提唱し、上述の通りTechnological Singularity(技術的特異点)という概念を世に広めました。

カーツワイル氏が2005年に出版した通称”予言の書”『シンギュラリティは近い―人類が生命を超越するとき』こそが、昨今のシンギュラリティムーブメントの火付け役でしょう。

2005年の段階で2018年現在を高い精度で予測しており(一説によると86%!!)、更に数十年後のシンギュラリティの到来まで見越しているとは、恐ろしき千里眼です。。

「収穫加速の法則」とは、端的に言うと、科学技術の進化は線形的(時間軸に比例)ではなく、指数関数的(倍々ゲーム)であるという経験則です。

指数関数的進化とは、ある技術に関して例えば1年間で性能が2倍になれば、次の1年間では更にそこから2倍に伸びる、というイメージです。

有名な例としては半導体密度(コンピュータの性能)に関するムーアの法則や、ヒトゲノム計画の進歩が挙げられます。

定義としては、一つの重要な発明は他の発明と結びつき、次の重要な発明の登場までの期間を短縮し、イノベーションの速度を加速することにより、科学技術は直線グラフ的ではなく指数関数的に進歩するという法則であります(Wikipediaから引用)。

なお、レイ・カーツワイル氏は、収穫加速の法則について、『シンギュラリティは近いの中で以下のように言及しております。

迫りくる特異点という概念の根本には、次のような基本的な考え方がある。人間が生みだしたテクノロジーの変化の速度は加速していて、その威力は、指数関数的な速度で拡大している、というものだ。指数関数的な成長というものは、つい見過ごしてしまいがちなものである。最初は目に見えないほどなのに、そのうち予期しなかったほど激しく、爆発的に成長する。変化の軌跡を注意深く見守っていないと、まったく思いもよらない結果になる。

以下の記事の中で、収穫加速の法則の具体例やその破壊力について記載しておりますので、ご興味がありましたら合わせてお読みください。

関連記事:情報強者への最短経路

関連記事:【収穫加速の法則事例】ムーアの法則の恩恵:ここ10年間のPC (CPU)性能と価格推移

   

シンギュラリティはいつ起こるのか

シンギュラリティはいつ起こるのか?に関しては、上述の通り永遠に起こらないという人達と、近い将来に起こりうるというシンギュラリタリアンがおります。

この問いに対して、シンギュラリタリアン代表者のレイ・カーツワイルは2045年に起こると著書で主張しています。

二〇四〇年代の中盤には、一〇〇〇ドルで買えるコンピューティングは10の26乗cpsに到達し、一年間に創出される知能(合計で約10の12乗ドルのコストで)は、今日の人間の全ての知能よりも約一〇億倍も強力になる。ここまでくると、確かに抜本的な変化が起きる。こうした理由から、特異点――人間の能力が根底から覆り変容するとき――は、二〇四五年に到来するとわたしは考えている。

1000ドル(10万円程度)で買えるコンピュータ(スマホ?)が全人類の脳の積算量と同等の計算スペックを持つようになるタイミングが、シンギュラリティに到達する時だと予測しているようです。

一方で、地球上の全人類の知能の容量と同量のコンピューティング容量が、一年間の間に生産されるようになるのは2030年代初頭と見積もっております。

二〇三〇年代の初めには、毎年、10の26乗から10の29乗cpsの非生物的なコンピューティングを生産していることになる。これは、おおよそ、現存している全ての人間の生物的な知能の容量として見積もった値に等しい。

なお、人間の知能レベルを越えるAI は2029年までに誕生すると予測しております。

ハードとソフトの両方が人間の知能を完全に模倣できるようになれば、二〇二〇年代の終わりまでには、コンピュータがチューリングテストに合格できるようになり、コンピュータの知能が生物としての人間の知能と区別がつかなくなるまでになる

レイ・カーツワイルは、2019年内に出稿予定である『Singularity is nearer』という書籍を現在執筆中とのことです。

この本の中で、最新版の予測に関する詳細が書かれると期待されています。

楽しみですね!!

AGI(汎用人工知能)実現時期に対する専門家達の予測

シンギュラリティ到来の肝となることが予測されるAGIの開発状況と展望について、専門家たちの意見はどうなっているのでしょうか?

フェイスブックやDeepMind社の要人らが参加した第1回「ヒューマン・レベル・AI」(HLAI)カンファレンスにて、AIの専門家たちに対してAGI実現時期についてのアンケートが実施されました。
カンファレンスの正式名称は以下です。

The Joint Multi-Conference on Human-Level Artificial Intelligence (22-25 August 2018)

そこではなんと、人間レベルのAGIがあと5〜10年で作れると回答した専門家の割合は約45%にものぼりました!

集計結果は以下の通りです。

5~10年:44.8%
10~20年:24.1%
20-30年:20.7%
31-40年:6.9%
全く現れない:3.5%

本アンケートの回答者数は計29人(一人で約3.5%分の割合)とのことなので、これがAGI研究者の総意とみるのは無理があります。

しかし、学会中に200-300人がいる会場で同様の質問をしたところ、半数程度の専門家たちが、5-10年後にAGIが出来ると回答したそうです。

ポジショントークもあるとは思いますが、開発に携わる多くの専門家が、近い将来に人間並みのAIを作ることが出来ると予想していることがわかります。

なお、現在のAI が出来ることについては、多くの事例をまとめた以下の記事をご覧ください。

結構衝撃的な事が既に実用化されていることがわかります。

関連記事:AI NOW!人工知能で今出来ること大全(最先端研究・ビジネス事例集)

プレ・シンギュラリティ(社会的特異点)とは

シンギュラリティについて、概ね把握できたと思いますが、AIを筆頭とした技術革新による人間社会への影響は、シンギュラリティ到来後に突然来るものなのでしょうか?

現在でもすでにAI技術が世を騒がせており、様々な分野でパラダイムシフトが起こりつつあるように、シンギュラリティ前であっても技術革新による恩恵には目を見張るものがあります。

このように、シンギュラリティ以前にも人間社会に対して大きな影響があるはずであり、そのような影響をまとめてプレ・シンギュラリティ(社会的特異点)と言います。

プレ・シンギュラリティという言葉は、先日詐欺容疑で逮捕されてしまったスパコン開発ベンチャーPEZYグループの創設者である齊藤元章氏が提唱しました。

齊藤氏は『シンギュラリティは近い』を読んで以来、レイ・カーツワイル氏の思想に心酔し、アメリカで医師をしていたにも関わらず日本でスパコンベンチャーを立ち上げて、わずか二年という異例の速度で世界トップランカーに躍り出ました(スパコンの電力効率ランキングGREEN500で世界二位!!)。その後、『エクサスケールの衝撃 次世代スーパーコンピュータが壮大な新世界の扉を開く』という、ハードウェア(スパコン)の技術革新によるシンギュラリティに至るまでの道程を論じた600ページにものぼる大書を書き上げた、生粋のシンギュラリタリアンです。

彼の逮捕は我々シンギュラリタリアンにとってはまさに衝撃であり、私はにわかには信じられませんでした。

しかし、世界的な成果を出していても、犯してしまった罪の正当化にはなりません。

しっかりと罪を償い、社会に戻ってきた暁には、地に足をつけた事業を行い、また我々を驚かすような成果を見せてほしいと切に願っております。

話が脱線しました、プレシンギュラリティについてですね^^;

齊藤氏は著作の中で、2020年代初頭に『ポスト京』によりエクサスケールコンピューティング(京の100倍速)が可能となった暁には、以下のようなステップで社会が革新されていくと述べております。

エネルギーがフリーになる

食料、衣類がフリーになる

人間が労働する必要がなくなる

エネルギーがフリーになれば、植物工場や食肉培養技術を用いて食がフリーになるのは想像つきますし、家畜の餌も水も無料の電力を用いて製造できますから、衣類もフリーになるのはわかりますね。それでは、ここではエクサスケールコンピューティングにより肝心要のエネルギーがフリーになる道程について、齊藤氏の主張を見ていきましょう。

関連記事:『人工培養肉』が導く食文化のパラダイムシフト

   

 

エネルギーフリーに至るステップ

ここで、斎藤氏の主張する、エネルギーがフリーとなるまでの道のりを見ていきましょう。

ちょっとマニアックなので、難しければ細かいところは飛ばしてしまってください。

①エクサ級スパコンを用いて超高性能蓄電池用の高分子電極を開発
⇒蓄電池原価の7割を占めるコバルト電極が安価な高分子電極に置き換わる
⇒安価な電気自動車が世の中に流通、蓄電網が張り巡らされる

②エクサ級スパコンを用いてナノ量子構造デバイスに関する基礎物性技術を確立
⇒変換効率40%以上(現在の約2倍)の量子ドット方式による安価な太陽光パネルを開発
⇒ビスマス系ではなく銀系の超効率熱電変換素子(熱を電気に変える素子)を開発し、太陽光パネルに取り付けて効率最大30%アップ
⇒人口光合成技術、重油産生藻類、蓄熱物質の開発により新しいエネルギー創出・輸送方法を開発

③エクサ級スパコンを用いてレーザー発生装置、増幅技術をシミュレーションにより開発
⇒超小型レーザー核融合炉を開発
⇒燃料は海水中に無尽蔵に存在する重水素であり、究極的には製造コストゼロ

上記の①、②、③を経由して、やがてはエネルギーがフリーになると齊藤氏は著書の中で述べております。

しかも、レーザー核融合炉の普及は2030年にも起こり得ると強気の予想!

他の方法としては、常温核融合技術についても昨今再注目を集めておりますので期待が持てます。

(私は大学生の頃、阪大か北大に行って常温核融合の研究分野に進もうか本気で悩んだことがありました。)

上記の内容は決して荒唐無稽な話ではなく、技術の種(シーズ)はすでに存在しております。

その種を、大規模シミュレーションの力を使って超高速に育て上げることで、エネルギー業界にパラダイムシフトを起こせると考えているようです。

テクノロジーの力でパラダイムをシフトせよ!!

関連記事:【未来技術】全固体リチウムバッテリーによる蓄電技術のパラダイムシフト

関連記事:太陽光発電が圧倒的に優秀である理由と未来の明るい展望

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労働からの解放 ~ ベーシックインカム(BI)施工の可能性 ~

上で述べたようなプレシンギュラリティが生じる過程で、様々な分野の仕事が人間からAIに置き換わっていくことは、免れないでしょう。

現段階でも、メガバンクがAIやフィンテックの活用により三万人規模の人員削減を明言したり、全自動コンビニAmazon Goが登場したり、自動運転技術が確立されてきていたり、医師の診断よりも正答率の高いAIが出現したり、中国では薬剤師不要の薬局が作られたりと、AIによる人間から機械(システム)への仕事の変換は枚挙に暇がありません。(これらはごく一部です)

これを脅威と捉えるか、歓迎するかは個人の置かれた状況や価値観によるでしょう。

私としてはWelcomeな気持ちでいるのですが、その理由は人類史上初の労働からの解放が起こり得ると考えているからです。

おそらく、現在から5年後、場合によっては10年後ぐらいまでは一番厳しい時期だと思います。
AIの発展により失業率が上がるが、世の中に富を還元する仕組みが整わないと想像できるためです。

しかし、人間がAIに置き換わったら、AIは人間とは比べ物にならない速さと正確さで仕事を行います。

すると、生産性が爆発的に向上するので、世の中は富で溢れるでしょう。

一方で、人々は職を追われ、お金が得られないため生活が安定しません。

そうなった場合に政府が取りうる選択肢はただ一つ、”富の再分配”即ちベーシックインカム(BI)だと私は思います。

国会議員は国民選挙により選ばれますが、このような状況下では、国民の支持を最も得るのはベーシックインカム推進議員であり、推進政党でしょう。

富はAIが過剰なほど生み出してくれるから税収は十分で、失業者が多く経済が回らないためデフレが進む世の中において、ベーシックインカム施行の可能性は高いと考えます。

ということで、人々が職を追われはじめるここ5年から10年ぐらいを踏ん張り切れば、やがては仕事をしないことが当たり前で、趣味ややりたいことに没頭できるユートピアが待っているかもしれないと、私は考えて(願って?)おります。

一企業や超富裕層が独占的にAIを用いて、市場から富を吸い上げるようなことだけは避けていただきたいものですね。確率は高いかもしれませんが…

個人でできることとしては、AIプログラミング能力を身に着けてAIを使う側に回ることと、長期的な投資により、今後どうなっても対応できるように今のうちから資産形成をすることです。

長期の積立投資による複利の破壊力を用いることで、庶民がゼロから上位8.3%の準富裕層(金融資産5000万円から1億円)になる方法について、具体的なやり方とシミュレーション結果を示した以下の記事も合わせてお読みください。

関連記事:長期積立分散投資を用いた不労所得による脱サラシミュレーション

まとめ

以上、シンギュラリティについての概観と、そこに至るまでの道程、プレシンギュラリティについて、私の意見も交えて説明させていただきました。

非常に長い文章でしたがここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。

なお、以下の記事ではシンギュラリティを更に理解するために有用な本を5冊に厳選して紹介しております。
より深くシンギュラリティについて学びたい方は、こちらもお読みください。

関連記事:【厳選5冊】シンギュラリティとは何か?がわかるおすすめ本【技術的特異点】

シンギュラリティについての賛同者が増え、AIを脅威として捉えるのではなく活用する側に回る人が一人でも増えれば幸いです。

最後に、無料で時価70万円のGPUを使用出来るGoogle Colabというプラットフォームを用いた、AIプログラミングの体験記事を以下に示します。プログラミングを行ったことのない方でも簡単に出来るように書いておりますので、これを機にAIを使う側への一歩を踏み出していただければ幸いです。

関連記事:【Google Colaboratory】無料GPUでAIプログラミング体験講座:Google Colabの特徴

関連記事:【Google Colaboratory】無料GPUでAIプログラミング体験講座:15分でできる環境設定編

関連記事:【Google Colaboratory】GPUで深層学習Pythonプログラミング実践編(15分でOK!)

 

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